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しばらく遠ざかっていた個人山行き。
夏も終わりに近づき、そろそろ動きだそうと思い、福井の鍋倉山・藤倉山へ行ってきました。
福井県南越前町にある山で、その懐には、その昔、交通の要衝として栄えた宿場町・今庄の町があります。

行程
JR京都駅7:21=(湖西線近江今津乗換・北陸線)=9:02JR今庄駅9:10~9:21八十八ヶ所登り口ー9:49湯尾峠ー9:53弘法寺9:55ー10:31鍋倉山(標高516m)ー10:41藤倉権現跡分岐10:47ー11:14尾根道出合ー11:23藤倉山(標高643.5m・昼食休憩)11:45ー12:35愛宕山(標高270m)・燧ヶ城跡12:41ー12:54稲荷神社ー13:05JR今庄駅13:49=(北陸線敦賀乗換・湖西線)=15:57京都 歩行距離約7.8km 所要時間(休憩含む)3時間55分、累計高度(+)約697m


ルート
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午前4時起床、パンと牛乳で簡素な朝食を済ませて、最寄り駅5時21分発の始発電車に乗車し京都駅へ。
京都から今庄までの直通列車はなく、京都6時31分発に乗り、近江今津駅で乗換え、今庄に9時02分に着きました。

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普通列車を利用して今庄へ。途中、湖西線から琵琶湖バレーを望む

今庄は、昭和の中頃まで蒸気機関車が行き交う「国鉄の町」として、発展したところですが、今はその面影はありません。
こぢんまりとした駅舎の中に、今庄まちなみ情報館があり、当時の様子を物語るパネルや模型展示、紹介ビデオなどが上映されていました。

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今庄駅

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鉄道交通の基地として栄えた当時の様子が紹介されている

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蒸気機関車の動輪と「鉄道の町 今庄」のプレート

正面に、これから歩く山並みが見えています。
青空が広がり、すごくいい天気、暑くなりそう。

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駅前から見る山並み

駅前ひろばに、今庄宿の写真パネルやハイキングコースの案内板が立っています。
登山口は、いくつかありますが、北の八十八ヶ所口から登ります。
コースを確認して、出発です。

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宿場町として栄えた当時の紹介パネル

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コース案内図(画像をクリックすると拡大します)

駅から北へ、古い家並みが残る道をすすみます。

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宿場町の面影が残る

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由緒あるそば処・「忠兵衛そば」さん

駅から10分余りで、登山口です。
ここにも案内板が立っています。

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八十八ヶ所登山口の案内板、百日紅の花が咲いている

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登山口から北側を見る、右は北陸本線

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駅方向(南)を振り返る

登山道は、八十八ヶ所弘法寺に続く参道です。
参道脇には、弘法寺まで石仏が静かに佇んでいます。

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分かりやすい登山口

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霊地八十八ヶ所 観道山弘法寺(かどうさんこうぼうじ)の石碑が立つ

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参道脇の石仏

傾斜のきついつづら折れの道を登ります。
樹林の道です。
木立の切れ間からは、今庄の町が見えます。

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登り途中で見る今庄の町、第一休憩所付近から

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つづら折れの道を登る

ところどころに、木製のベンチが置かれています。
坂道で、汗が止めども無く出てきます。

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第二休憩所

第三休憩所の手前に、文珠菩薩が祀られています。
ここから本堂まで600mの標示。

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文珠菩薩像

左にきれいに見える山は、藤倉山かな。
ぐるりと回って、あそこへ行くんだ。

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めざす山が見えている

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第四休憩所から見る

距離の割には、休憩所がたくさんあります。
参拝者のことを思って、置かれているのでしょう。

ここから七曲り半の登り坂の立て看板。
ここまで、右に左に何度も折れ曲がりながら登ってきたのに…まだ…。
まだまだ、ジグザグ道が続きます。

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ここから七曲り半の登り坂

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第五休憩所

第五休憩所を過ぎてすすむと、アンテナが見えてきます。
ここが、湯尾(ゆのお)神社口から登ってくる登山道との出合。
大きな石仏も立っています。

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湯尾コースとの出合

出合で左折し、尾根道をすすみます。

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左折して尾根道に入る

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青空にアンテナが延びる

尾根道に入り、少しだけ風を感じます。
もう少し吹いてくれればと思いますが、全然ないよりまし。
汗が噴き出てくるのは、変わりなし。
ここから道が、ゆるやかになります。

出合から少しすすんだところに、大師堂の案内看板、その先に朱色の小さな橋があります。
橋にはなっていますが、川が流れているわけではありません。
「昭和三十八年十一月改修 ごくらくばし」と書かれていました。
極楽橋とあれば、渡らないわけにはいきません。

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大師堂案内の立看

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小さな「ごくらくばし」

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「ごくらくばし」近くから見る今庄の町

この階段八十八段の看板を見て、石段を登ると、弘法寺のお堂です。
数えて登りました。
90?。信心が足りないのか、暑さで集中力を欠いていたのか、数え間違いをしてしまいました。

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八十八段の階段を登る

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左に鐘楼

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弘法寺お堂

南側の視界が開けていて、これから向かう鍋倉山や藤倉山が見えています。

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左奥・藤倉山、右・鍋倉山

お堂の左横を通り、奥へすすむと、藤倉山ハイキングコースと書かれた道標があります。
しばらく平坦な道をすすんだ後、急坂の下りとなります。

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道は分かりやすい

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しばらく平坦な道をすすみ…

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急坂を下る

下って行くと鉄塔があります。
この辺りから見る景色は、いい眺めです。

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下に鉄塔が見えてくる

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鉄塔付近から見る眺め

再び樹林の中に入りすすむと、また、鉄塔。
ここを過ぎると、鍋倉山への登りとなります。

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藤倉山2.6km、八十八ヶ所0.4km

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鉄塔から鍋倉山まで0.4km

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鉄塔から見る景色、町並みは今庄の町、奥の三角形の山は日野山

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鉄塔右側の景色

鍋倉山への登りは、結構きつい登りです。
汗だくだく。

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鍋倉山への登りで、後ろを振り返る

登り切ったところで、やっと人に出会いました。
ハイカーさんかな?と思いましたが、地元の人で、登山道の整備をされている方でした。
休憩中のところでした。

こんな暑い中、本当にご苦労さまです。
こちらは遊びで、山歩きをしていますが、地元の人たちは、日曜日にもかかわらず、山の整備をされています。
お礼を言って通り過ぎました。

登り切ったところが鍋倉山の山頂ではなく、その先、平坦な道をすすんだところにありました。
なんの変哲も無いところで、通り過ぎてしまいそうな山頂です。
眺望もありません。

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急坂を登り、平坦な道をすすむ

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見過ごしてしまいそうなプレートがあるだけの山頂

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ここが鍋倉山山頂

鍋倉山から下ります。
鞍部に下ったところが、藤倉権現跡分岐。
ここから登りです。

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鍋倉山から下る

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藤倉権現跡分岐。藤倉山まで1.3km、40分。鍋倉山0.7km、17分

ここで少し休憩をとりました。
水分を、たっぷり補給。

きつい登りが待っています。
ゆっくりとしかすすめません。
ブナの林が、目立ってきます。

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傾斜のきつい登り坂

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ブナ林に変わる

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倒木箇所もあり

ブナの林に癒やされて登っていくと、尾根道との出合。

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きれいなブナ林が続く

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尾根道出合

ここで左に折れ、尾根道をすすみます。
急坂から解放され、平坦で歩きやすい道に変わります。

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軽快な尾根道に変わる

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尾根道から遠くの山並みが見え隠れ

尾根道出合から10分足らずで、藤倉山到着。
三等三角点があります。
ここからの眺望はなく、直ぐ下にある反射板から北東側の視界が開けています。

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藤倉山到着

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三等三角点

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山頂にある反射板

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山頂から見る景色

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遠くに見えるのは、どこの町?

山頂でお昼ご飯にしました。
近江今津駅で途中下車して、コンビニで買ったそぼろ弁当。
格安なお弁当でしたが、山で食べるとおいしいものです。

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駅前のセブンイレブンさんで購入

藤倉山から愛宕山へ下ります。
階段が多い道です。

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階段道を下る

こちらもブナの林がきれい。
その途中に、白髭神社へ下る分岐があります。
そのまま、真っ直ぐすすみます。

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白髭神社分岐

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ブナ林を下から眺める

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日が差し込む明るい道

周りの木が、伐採された鉄塔のところにやってきます。
ここも良い眺め。
山座同定ができないのが残念ですが、見ているだけで開放的な気分になります。

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鉄塔からの眺め

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いつまでも眺めていたい、でも、暑い

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長い稜線が連なって見える

また、樹林帯に入り、急坂を下っていきます。
頭上で、鳥の鳴き声が聞こえてきます。
見上げるも、その姿はなし。

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鳴き声が聞こえるも、姿は見えず

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距離、時間が書かれた親切な道標

結構、急な下りで足腰に堪えます。
次の鉄塔まで下ってくると、今庄の町並みがはっきり。

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藤倉山から下って二つ目の鉄塔

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右に今庄の町

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山に囲まれた町

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鍋倉山を見る

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鉄塔下を通過して、下から見る。二つ並んでいる

滑りやすい坂道を下っていくと、クマザサが多く見られ、やがて愛宕山。
ここまで来ると、町は直ぐ下。
麓までもうすぐです。

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滑りやすい坂道

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クマザサが多く見られるようになる

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石碑の立つ愛宕山

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四等三角点がある

山頂は、燧ヶ城跡(ひうちがじょうせき)になっています。

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城跡の案内板

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愛宕山から見る眺め、正面奥・日野山

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中央、今庄駅

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今庄宿中心部

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左・鍋倉山

石垣や石段、地形から城跡を偲ぶことができます。

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石垣が残る

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城跡を感じさせる道

そんな道を下っていくと、観音堂と稲荷神社との分岐にやってきます。

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観音堂と稲荷神社分岐

どちらに行こうか迷って、稲荷神社の道を下ることに。
南越前町のハイキング地図では、破線コースになっています。
急斜面の滑りやすい道で、ジグザクしながら下ります。

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朱色の鳥居をくぐる

階段道になれば、登山口です。

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階段を下ったところで、振り返る(稲荷神社口)

旧街道(北国街道)を、古い家並みを見ながら、駅へ戻りました。

越前屈指の宿場町「今庄宿」
今庄宿は京や江戸に行き来する人々が、必ずといっていいほど利用しました。
幕末の記録では、旅籠屋55軒、茶屋15軒、酒屋15軒などがあったとされ、大きな宿場町として繁栄した様子がうかがえる。
(南越前町 観光まちづくり課のパンフより)

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江戸時代から続く高野由平商店さん、甘露梅肉と梅肉が評判

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問屋場跡(といやばあと)・平塚屋

問屋は近世宿役人の長であり、問屋場は宿場で最も重要な施設。今庄宿には本陣・脇本陣の周辺に三か所あった。
(看板説明書きより)

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懐かしいボンカレーのプレート

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観音堂 燧ヶ城趾 藤倉登山口を見て駅へ

駅に着いて、次の列車まで40分ほどの待ち時間。
上も下も汗でベットリ。
トイレで、すべて着替えました。

とても暑く、持っていた1.5リットルの飲み物は、すべて飲み干し、これでも足りないくらいでした。
駅舎の売店で買ったソフトクリームと、発酵ヨーグルト&カルピスが、格別に美味しく感じられました。
休日なのに、山で出会ったのは、作業していた地元の人だけ。
こんなに暑くては、低山には登らないですね。

ハイキングコース案内図では、藤倉山までひたすら登り、下るように描かれていますが、実際は観道山(弘法寺)、鍋倉山、藤倉山の3つのピークがあり、その間は、登り下りの繰り返しです。
標高はさほどありませんが、それ以上に登り応えを感じさせる山でした。


2018.08.26 / Top↑
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