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六甲山系の中で、静かな山歩きができる、北六甲の石楠花山(しゃくなげやま)に、行ってきました。
布引の滝からトゥエンティクロスを北へすすみ、西六甲ドライブウェイを横切って、急坂の階段道を登り切ると石楠花山。
予想通り、石楠花山の道では、誰一人として出会う人はなく、独り静かな山歩きでした。

行程
阪神三宮駅10:57ー11:32布引の滝(雌滝)ー11:39布引の滝(雄滝)ー11:45展望台11:48ー12:16市ヶ原ー12:40あじさい広場ー12:45(トゥエンティクロス河童橋・昼食休憩)13:00ー13:36徳川道分岐ー13:44石楠花山分岐ー14:04西六甲ドライブウェイ出合ー14:19石楠花山展望台14:26ー14:31石楠花山山頂(標高652m)ー14:51双子山(標高616m)ー14:58NHK中継局ー15:19側道出合ー15:42神戸電鉄谷山駅 距離約13.6km、所要時間(休憩含む)4時間45分、累計高度(+)約817m(ー)約595m


ルート
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奈良から直通で行ける阪神三宮駅から歩き開始。
駅前のきれいな花壇を見て、大通りを新神戸駅へ。
いつものことながら、神戸の街は洗練されて、おしゃれな感じ。

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駅前の小スペースにも、季節の花が飾られ、おしゃれな神戸の町

新神戸駅に着いて、駅の下をくぐるのですが、さて、その道はどこだったかな?。
あっちうろうろ、こっちうろうろ。
思わぬところで時間ロスしてしまいました。

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新神戸駅付近からの眺め。桜がまだ咲いている。コースは生田川を遡上する

新神戸駅の下を通り抜けると、賑やかな街の雰囲気は一変。
静かなハイキングの道です。
レンガ造りの砂子橋を渡り、生田川を左に見て上ります。

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レンガ造りの印象に残る砂子橋

ゆるやかに上っていくと、道は二手に。
右の石段は雄滝(おんたき)へ、階段は上らず左の道をすすみます。
ほどなくして、雌滝(めんたき)。
滝壺から溢れる水も、滝を作っています。

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雌滝、滝壺から溢れ出る姿も美しい

雌滝と言いながらも、なかなか勇壮な滝です。
新神戸駅からここまで5分ほど。
駅の賑わいから、こんな光景が見られるとは、想像がつきません。

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布を引くように流れる。なかなかの見応え

滝右側の階段を登っていきます。

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雌滝を見て、右の階段を登る

急な階段を5分余りすすむと、雄滝です。
雌滝が直線的に流れ落ちるのに比べ、こちらは腰のあたりで、くびれるように流れ落ちています。
しかも、滝壺に落ちる様は、ドレスを身につけている貴婦人みたい。
どこかしら気品のようなものを感じさせます。

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落差43m、正面から見ると、気品を感じさせる雄滝

滝壺からは、夫婦滝が流れ落ち、ぜいたくな眺めの滝です。

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滝壺から流れ落ちる夫婦滝

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雄滝、単独で

滝の前にはベンチが置かれ、ゆっくり休憩することができます。

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滝を眺めながら休憩するハイカーさん

布引ノ滝には古くから都の貴人や歌人が多く訪れました。
その歌碑を遊歩道脇に、いくつも見ることができます。

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角度を変えて見る。長い布を引いているよう

雄滝からきつい階段を登ると茶店があり、その先は、見晴らし展望台。
休憩所があり、神戸の街を眺めることができます。

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休憩所、トイレのある見晴らし展望台

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展望台からの眺め

布引ノ滝で数人、ここで3人のハイカーさん、見物客の人と出会いました。
今日は、とても天気がよく、絶好の日和なのですが、平日で少ないようです。
それだけに、より静かな雰囲気を味わうことができます。

展望台から布引貯水池へと向かいます。
すぐに「猿のかずら橋」を見ます。
鉄製の橋に、かずらが巻かれています。

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猿のかずら橋

かずら橋を左に見て、すすむと、橋桁がアーチになった谷川橋を渡ります。
お子さんを背負ったハイカーさんに、抜かれました。
軽快な足どりで、とても追いつけません。

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かずら橋を渡るハイキングコースもある

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谷川橋。大正初期に造られたもの

さらにすすむと、「五本松かくれ滝」。
布引五本松堰堤(ダム)が、オーバーブローしたときだけに流れる滝で、今日は水は流れていませんでした。

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五本松かくれ滝、五本松はこの辺りの地名

大きなダムが見えてきます。
周りの木々が新緑で映えています。
階段のところには、キランソウが顔をのぞかせていました。

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布引ダム

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キランソウ(別名・地獄の釜の蓋)

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神戸市民の飲み水

ダムに沿ってすすむと、朱色の鳥居が立つ廣助稲荷大明神。
こんなところに鳥居が…と思いましたが、そのまま通り過ぎます。

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廣助稲荷大明神

貯水池から離れて、道を登っていくと、布引ハーブ園と市ヶ原を繋ぐ舗装道に出ます。
左にすすみます。

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市ヶ原へ向かう

花や新緑を見ながらすすむと、市ヶ原の休憩所。
ここでも、見かけたハイカーさんは、わずか4,5人。
よく賑わうところですが、人が少ないです。

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ツルニチニチソウが、たくさん咲いていました

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市ヶ原休憩所

市ヶ原を過ぎたところに、六甲全山縦走路の道標があります。
天狗道・トエンティクロスの方向へすすみます。

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天狗道方向へ

しばらく六甲全山縦走路をすすみます。

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天狗道 マヤ 六甲の古い石標が立つ

急な階段道を登ります。

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急階段の登り

右側の視界が開けてきます。
山桜でしょうか。
山肌を染めています。

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桜と新緑のコラボ

ここで、反対側から下りてくる高校生の大集団とすれ違い。
聞くと、地元の高校生さん。
校外演習で、総勢320人。
道を譲りながらすすみます。

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天狗道から市ヶ原へ下る学生さん

天狗道へ向かう道とは別れ、左に森林公園への道に入ります。
学生さんともお別れ。
さらにすすみ、地獄谷コースの分岐を右に見て、沢を渡るコースに入ります。

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地獄谷分岐。沢渡り・増水時冠水のおそれあり!!の注意書き

小さな渡渉箇所を渡ると、その先に、
「この先で崖崩れがあり、登山道が崩落しています。大変キケンです」。

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小さな渡渉

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崖崩れ、大変キケンの注意書き

注意してすすみます。
広い渡渉箇所を渡りすすむと、崩落箇所に突き当たりました。

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ここは大雨が降ると、渡り辛そう

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崩落箇所、道が無くなっている

かなり大規模で崩落していました。
よく見ると、踏み跡があり、テープもあります。
それを目印にしてすすみます。

急坂で滑りやすいところには、ロープもあり、これも使って、崩落箇所を通過。

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 途中で振り返る

登り切ったところが、あじさい広場で、ベンチには、お二人の女性さんが休憩中でした。
西宮と池田市から来られたそうで、崩落しているので、ここから引き返すと言われていました。

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崩落箇所を登り切ったところにある道標

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向こうから来ると、ここで行き止まり

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眺めの良い休憩スポット

一帯は山桜が咲いて、とてもきれいでした。

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斜面の山桜がきれい

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見応えあります

あじさい広場からは、平坦で歩きやすい道となります。
生田川に架かる木橋を渡り、広々とした河原のようなところを通ります。

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河童橋を渡る

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河童橋を渡ったところで振り返る

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上高地のような雰囲気が漂う

とてもいい雰囲気のところで、ここで昼食休憩にしました。

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この景色を眺めながら昼食

澄んだ水の中を覗き込むと、メダカよりも小さな魚が、何匹も泳いでいました。
食事中に、先ほど出会った女性さんが過ぎ去って行かれました。

何度か渡渉しながらすすみます。
桜が咲き、ミツバツツジも見られます。

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この渡渉は何度目かな?

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青空を背景に桜、爛漫

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山で見るミツバツツジは格別

近くで、きれいな声で鳴く鳥。
どこかなと見渡すと、いいタイミングで、瑠璃色の鳥が飛んできました。
しばらく、観察タイム。

色からすると、オオルリ?でしょうか。

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バックスタイル

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横顔

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色もきれいだが、声もいい

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アップで見ると、なかなか眼光鋭い

鳥が飛んでいってしまったところで、観察タイム終了。
生田川を飛び石伝いに渡り、すすむと堰堤があり、滝のように水が流れ落ちていました。

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歩きやすく石が配列されている

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きれいな堰堤

生田川に沿う道を、すすみます。
多少のアップダウンはあるも、歩きやすい道です。

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 いい道

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川に沿う道が続く

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ここも桜がきれい

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静かな山歩き

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徳川道の飛石渡しの案内板、歩きやすい石の配列は徳川時代のもの?

森林公園の分岐を左に見てすすむと、徳川道・シェール道と山田道との分岐。
この分岐は、シェール道の方なのですが、間違って左の又ヶ谷・山田道へ行ってしまいました。

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森林公園分岐、ここは右に

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又ヶ谷経由・山田道とシェール道分岐。左折し山田道へ間違って入る

堰堤(石楠花堰堤だと思う)のところへ上がって間違いに気付き、引き返しました。
分岐に戻り、シェール道方向へすすみます。

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シェール道へ

簡易の木道を渡り、すすむと、石楠花山の分岐です。

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恐々して通る

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左折して石楠花山へすすむ

頼りなさそうな丸太橋を渡ると、急坂の階段道となります。

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危なっかしい丸太橋

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坂道の途中で振り返る

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急な階段が続く

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右側に見える景色

間にゆるやかな尾根道を挟んで、急坂を登ると、西六甲ドライブウェイに出ます。

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歩きやすくなるが、その先、急

ドライブウェイを横切ります。

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ドライブウェイを横切る

ドライブウェイで、ホッとしたのも束の間。
前方を見ると、急で長い階段がまたまた続いています。

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急階段が続く

薄グリーン色の鉄塔の下をくぐると、植林帯から解放されて、灌木林になり、山頂の展望台に着きます。

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鉄塔の下をくぐる

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灌木林に変わる

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大きな展望台

展望台に上がると、神戸市街、その向こうに瀨戸の海がうっすらと見えます。
視界が良ければ、大阪の街も見えるようですが、ぼんやりとして、はっきりしません。

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展望台からの眺め

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正面菊水山アップ

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うっすらと見える神戸市街地、瀨戸の海が見える

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 六甲山牧場方向を見る

石楠花山と名前がついていますが、シャクナゲの木を見ることはありませんでした。
どうして、この名前がついたのだろう。

三角点は、展望台があるところではなく、ここから北へ広い山道をすすんで、左に入った少し高くなったところにあります。
分かりにくい道で、入り口になる幹にペイントされた赤印だけが頼りです。

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広い道を北へすすむ

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頭上を見る

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石楠花山山頂、三角点がある

山頂から北へ、ササの茂る道をすすみます。

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ササを分けるようにすすむ

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途中にある小さな道標

烏帽子岩との道に出合い、烏帽子岩とは反対方向に、右折します。
下ると十字路。
左折すると、神戸電鉄花山駅・谷上駅。
直進は、双子山(熟練者向き)の道標があります。

熟練者ではありませんが、直進します。

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双子山へ向かう

双子山は、目立たない特徴のない山です。
神戸兵庫テレビ放送局重要埋設物標示のあるところで、左にUターンするように登ったところにあります。

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ここで左に折れて登る

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「山友の会」さんのプレートだけが山頂を表す

元の道に引き返し、急坂を下ります。
結構な急坂で、ロープが張られています。

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ロープのある急坂

NHKの中継アンテナを過ぎると、さらに急坂になり、慎重に下ります。

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NHKの中継アンテナがある

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急坂を下る

樹林の間に見える街並みを見ながら下ります。
逆から登ってくると、きつそう。

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街並みが見える

池が見えてくると、道はゆるやかになり、阪神高速道の側道に出ます。

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左に池を見る

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ゆるやかな道になる

側道に出る手前で、ミツバツツジが背高く伸び、見事な花を咲かせていました。
ここで、高齢の男性さんに出会いました。
「見事ですね」。

ご近所の方でした。
「どこから?」と聞かれたので、「奈良からです。三宮から独りで歩いてきました」と答えると、「へぇ〜」と、驚かれてしまいました。

この辺りは、お散歩コースのようでした。

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見事なミツバツツジ

その方に、駅への道を確認して、三宮に近い谷上駅へ向かいました。

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側道出合で左折し、谷上駅へ向かう

側道を通り抜ける車はなく、のんびりてくてく。
時折、小さな上りも交えながら下って、谷上駅に着きました。

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神戸電鉄谷上駅

石楠花山は、標高652mほどの低山ですが、徳川道と別れて、石楠花山までは、急で長い階段が多く、かなりきつい道です。
崩壊箇所は、新たに踏跡がつき、ロープなどもあり、それほど苦労するところではありません。
平日とあって、ハイカーさんは少なく、石楠花山の登山道では、下山してミツバツツジのところで出会った男性さん以外には、誰にも出会いませんでした。

生田川に沿う道が、ルートの多くを占め、眺めもよく、静かな山歩きが楽しめました。
2019.04.18 / Top↑
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